2013年04月23日

第33回古流捕縄術稽古研究会 (平成25年3月30日)

第33回古流捕縄術稽古研究会 (平成25年3月30日)

参加者6名

今回の稽古研究会では久しぶりに新しいメンバーが加わったので、捕縄術の基本を一から見直す事にしました。

本縄で多用される垣根結びやカモサゲ等は昔の人にとっては生活に根ざした日常的な結びであり、実際に各古流捕縄術流派の目録や伝書に取り立てて基本の項目がないのは、それらは当然できているという前提だからだと推測されます。
しかし日常生活で縄を扱う機会の僅少な現代人が古流捕縄術を稽古するに当たって、まず縄に慣れ結びを覚えるところから始めなければなりません。

当会では主催者が教傳の資格(師範代)を持っている、某流派の早縄術12本を先ず習得してもらってから本縄の稽古に入ってましたが、過去の稽古会では垣根結びでつまづいて、

「当身や崩しのある武術的要素の強い早縄は面白いけど本縄はつまらない」

と会に来なくなってしまった方がいました。

そこで現代人が捕縄術に入りやすいように

第22回古流捕縄術稽古研究会(平成24年5月5日)に実験的に基本を制定した事がありました。

今回はあれから約11回の稽古研究会を経て、またその間に縁あって数流派の早縄術、本縄術の実傳技法も増えたので、それらを加味した基本12本を新たに制定し直しました。

捕縄錬武会制定基本12本(公開ブログなので一部文字を伏せてます)

一本目 〇解縄
ニ本目 指〇掛
三本目 捻〇
四本目 亀〇
五本目 雲〇
六本目 〇輪
七本目 〇縄
八本目 〇結
九本目 〇結
十本目 蜷〇
十一本目 二重〇
十二本目 〇結

ただ各種結びを寄せ集めたのではなく、この並び順にも段階的に、発展的に結びの技術が繋がるよう過去の稽古研究会の経験と工夫が入ってます。

そして研究会としては、これが完成品というわけではなく、今後の稽古研究を通してより良い基本体系へと発展させていきたいと思います。

稽古では「この基本は何流の何という形の技法を元にした」と実際の伝承形を交えながら行ったので、2時間の稽古時間のほとんどは捕縄術基本十二本だけで終わってしまいました。

残り時間で某官公庁の昔の捕縄術の資料を復元しました。
この資料にも捕縄術の基本が載っていますが、別の流派で全く同じものの実傳を受けているので資料から再現できました。

また、形が二つ載っており、一つは文章通りに再現でき、もう一つは実傳を受けた流派によく似た技法のものがあるので、これも再現できました。

資料からの復元をする以上は何の根拠もない我流、自己流、創作武術に陥らないために、実傳の技法を勘案した研究を行ってます。

今回は縁あって入られた新しい方のおかげで基本を見直すことができ、新たに気付けた事が多々ありました。

今後しばらくはこの新しく入られた方に合わせ、次回は簡易な早縄術の形を行いたいと思います。
posted by 静伸 at 22:05| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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